不動産会社がAIを安全に使うために

最終更新日

使う前に

AIの回答には誤りが含まれることがあります。物件の条件、金額、日付、契約に関わる内容は、そのまま使わず、人が確かめてから利用してください。

便利さより先に、何を入力してはいけないか、どこを人が確認するかを決めましょう。このページの社内ルールの例は、そのまま書き換えて使えます。

入力してよいか迷ったときの早見表

入力しない情報代わりにこうする
顧客の氏名・電話番号・メールアドレス[お客様]などの空欄や、架空の名前に置き換える
契約・申込の内容、口座や支払いの情報条件の種類だけを書き、具体的な値は入れない
パスワードなどの認証情報入力しない。必要な場合は社内の担当者に確認する
未公開の取引条件、社外秘の資料公開してよい範囲に要約してから使う
迷った場合は入力せず、社内のルールを確認してください。

試してみる:AIに入れる前の「置き換え」

AIに文章を入れる前に、個人を特定できる部分を置き換える練習です。名前を消すだけでは足りないことがあるのが分かります。

置き換える前

(すべて架空の情報です)
山田花子様(090-0000-0000)より、来月15日に退去したいとのご連絡。部屋は○○マンション302号室。勤務先の転勤のため。

置き換えた後の例

[お客様]より、[日付]に退去したいとのご連絡。部屋は[物件名・部屋番号]。転居の理由は[理由]。

ここがポイント

  • 名前と電話番号だけでなく、物件名・部屋番号・日付・理由の組み合わせでも、人が特定されることがあります
  • 置き換えた後も、元の情報と見比べて確認してください

社内ルールの例(書き換えて使えます)

AIへの指示文の例(コピーして、[ ]の中を書き換えて使えます)

当社のAI利用ルール(例)
1. AIに入力してよいのは、個人や取引を特定できない情報だけとする。
2. 顧客の氏名・連絡先・契約の内容・口座の情報は入力しない。
3. 入力する前に、[お客様][物件名]などに置き換える。
4. AIの出力は、送信・公開の前に[確認する人]が確認する。
5. 使ってよいサービスは[サービス名]とし、会社のアカウントで使う。
6. 誤って情報を入力した場合は、すぐに[報告先]に報告する。
7. このルールは[見直しの時期]に見直す。

利用するサービスの設定・規約を確認する

入力した内容の扱い(保存期間、学習への利用の有無、閲覧できる人)を、利用の前に確認します。会社で使う場合は、管理者の設定も確認してください。

事故が疑われるとき

  1. 利用を止める同じ操作を続けないようにします。
    人が判断
  2. 責任者に報告する何を、いつ、どのサービスに入力したかを伝えます。
    人が判断
  3. 対応を決める内容によっては、関係先への連絡や専門家への相談が必要になります。
    人が判断
  4. ルールを見直す同じことが起きないよう、手順を直します。
    仕組みで管理

注意

  • このページの内容は、安全を保証するものではありません。社内の状況に合わせてルールを作ってください。

社内ルールづくりを相談する

入力してよい情報や確認の手順など、会社に合ったルールを一緒に作ります。最初の30分の相談は無料です。