不動産会社のためのAI入門

AIは文章・情報整理・発想の補助が得意ですが、重要な事実や契約条件の正しさは人が確認する必要があります。このページでは、得意なことと苦手なことを、実際に試しながら確かめられます。

AIが得意なこと

  • 文章の下書き(お礼文、案内文、報告文)
  • 情報の整理(項目分け、要点のまとめ)
  • 資料の構成案(見出しや順番の案)
  • 言い回しの調整(丁寧に、短く、など)

人が確認すること

  • 物件の条件、金額、日付
  • 最新の情報(募集状況、相場、制度の変更)
  • 契約や法律に関わる判断
  • 顧客の情報の扱い

試してみる:AIの得意・苦手を5分で確かめる

同じAIに、得意なことと苦手なことを1つずつ頼んでみると、どこを人が確認すべきかが体感できます。

その1 得意なこと:文章を整える

練習用の文章(架空のものです)

内見ありがとうございました。部屋よかったです。また連絡します。

AIへの指示文の例(コピーして、[ ]の中を書き換えて使えます)

次の文章を、不動産会社の担当者からお客様へのメールとして、丁寧な言葉で3文程度に整えてください。内容は付け足さないでください。

[上の練習用の文章を貼る]

出力の例(実際の出力は、使うAIや毎回の実行で変わります)

本日は内見にお越しいただき、誠にありがとうございました。お部屋を気に入っていただけたようで、うれしく思います。また改めてご連絡いたします。

その2 苦手なこと:最新の情報を答える

AIへの指示文の例(コピーして、[ ]の中を書き換えて使えます)

[駅名]の駅周辺で、今募集している1LDKの家賃の相場を教えてください。根拠となる情報源と、その情報がいつ時点のものかも書いてください。

試してみると分かること

  • 答えが出ても、いつ時点の情報か、どこから来た情報かがはっきりしないことがあります
  • 「相場」や「募集状況」は、自社の情報や公式のデータで確かめる必要があります
  • この違いが、「AIに任せる作業」と「人が確認する作業」の分かれ目です

業務ごとの使い道

業務AIで補助しやすい作業人が確認すること
賃貸仲介問い合わせの整理、返信文の下書き、内見のお礼募集状況、家賃・日付、送る相手
賃貸管理修繕の依頼文、オーナー報告の文章、案内文金額・日付、費用負担の判断
売買仲介面談メモの整理、資料送付の案内文調査の結論、価格、契約の内容
共通の事務議事メモの要約、引継ぎ書、手順書の下書き決定事項、宛先、固有名詞

AIを学ぶ順番

  1. 基本を知る指示の出し方と、出力をそのまま使わない理由を知ります(初めてのAI)。
  2. 安全な使い方を決める入力してはいけない情報を決めます(安全なAI利用)。
    人が判断
  3. 練習する架空の文章で、実際に試します(無料でAIを試す)。
    AIで補助
  4. 社内で使う形にする指示文の型とルールを作り、共有します(実践ガイド集)。
    仕組みで管理

よくある質問

AIは、どのサービスを使えばよいですか。

用途と、入力する情報の扱いによって変わります。「AIサービス比較」と「会社で使うAIの選び方」で、確認する項目をまとめています。

パソコンが苦手でも使えますか。

文章を貼り付けて、指示を書くだけで使えます。練習問題から試してみてください。

AIの答えが間違っていたら、どうすればよいですか。

事実や数字は、必ず元の資料で確認してください。間違いやすい場面を知っておくことが、安全に使うための第一歩です。

自社に合うAIの使い方を相談する

業務の内容と情報の扱いをふまえて、どこからAIを使うかを一緒に決めます。最初の30分の相談は無料です。